2020年07月21日

IC-705の冷却強化報告


IC-705の実戦投入の際に明らかになった放熱問題。


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これを打破するために背面に4cmのUSBファンを簡易的に取りつけ、2時間に及ぶストレステストではなんとかHOT領域に入らずに済んだまでは前回までの記事のダイジェストですが、実戦ではどうなるか…
この間移動運用してきましたので簡易的ながら報告したいと思います。


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参考までに当時の気温は26℃程度でした。過去のIC-705実戦投入時は32℃程度はあった事から少し有利になってしまいそうです。出力は各モード共に10wです。今回は背中のバッテリーパックは外しておりません。


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まずは50MHzでのSSBです。いくつかQSOを重ねた後ですがPTTを離して少しするとこのような温度になります。


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144MHzのSSBですが、これも元々FMほど温度上昇は激しくないので安定して運用できるかと思いますね。


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これが430MHzのFMで運用前の温度です。これが2時間に渡る幾多のQSOの後にいかほどの温度になっているのか…


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周波数は混信によりQSYしましたが、430MHz運用開始から1時間でこの温度です。高めではありますが対策無しよりかは相当健闘しています。


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さらに1時間経過した温度です。430MHzの運用開始からのべ22QSO。
CQ空振りもあったもののそれ含めて平均すると1QSOあたり5分ちょっとの計算ですが、温度は1時間前と変わってない事から、気温26℃でHOT領域まで目盛りを4つ残して温度がサーチュレートしているのが分かるかと思います。

多少QSOの仕方に気を配ったとはいえ送信時間を大幅に短縮できたわけではありませんから、やはり簡易的とはいえIC-705に風を当てて冷ますというのは有効な方法の一つだと思います。

CQ空振りが多いと必然的に温度上昇の機会が増えるますし、QSO相手の話が長いとそれだけ冷却時間が稼げるのも必然ですが、これがコンテストのようにハードな使い方ならば…
その時はバッテリーパックを外して12cmファンなどで豪快に冷やすと良いでしょうね。これもストレステストで実証済みです。


20200721_06.pngそして先ほどの画像は送信直後の温度ですが、これはその送信直後から1分程度受信状態だったのちにマイクを渡される直前の温度表示ですが7目盛り戻りました。送信1〜2分で温度はサーチュレートして…って感じを繰り返します。

背面に4cmファンをつけての運用でしたが、温度は高めではありますが対策無しよりはるかに安心できますし長時間運用も不可能ではなさそうなのが見えてきました。
あとは炎天下での実証なのでしょうけど、それも中々に地獄ですね。

『冷却が追いつかないリグなんて…』とお思いでしょうが、そうまでしても使いたいと思うような良いリグですよ。そもそもフルパワーで冷却が追いつかないリグは他にも存在しますしね。
どうやって落としどころをつけるか模索するもの楽しいものなのですよ。
とりあえず今回は報告まで。IC-705の選考・運用の参考になれば。
それでは、また。

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タグ:IC-705
posted by 紫電改(JM1QHI) at 19:48| Comment(0) | アマチュア無線関連
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