2020年07月03日

IC-705の熱対策とストレステスト


今回はストレステストですが前回の記事が一番のストレステストな気がしますあせあせ(飛び散る汗)


5w運用すれば発熱が抑えられるとかありますが、せっかく10w出せるなら10wで遠慮なく出たいというのが心情なのかなとは思います。少なくとも私はそうです。

今すぐできる対策としては外部電源使用時に限られますが、背中のバッテリーパックを外してダイカストを露出させてより放熱させる方法があります。

20200629-10.jpg
でもこれだけでは意外と冷えませんでした。先の移動運用中に送信制限が掛かったのもこの状態でですしね。
通常の移動運用ならまだしも、長時間に及ぶコンテストに参加するとしたらどうしましょうか。


20200629-12.JPG私の答えはこれです。ダイカスト部及び排気スリットに風を当てます。
これなら冷えそうですが、実際どれだけ効果があるか不明です。


そこで自宅でストレステストをやってみました。
送信90秒・受信60秒を1ターンとしてこれを連続繰り返してHOT領域寸前になるまで何ターン出来るかを見てみます。出力は10w、モードはFMでダミーロードに接続しています。


1.標準状態(基準)

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まずはデフォルトの風当てなし、バッテリーパック付きでどれぐらいかを計測します。


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スタート時の温度。

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11ターンの送信直後温度。

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12ターンの送信直前温度。

標準状態ですと11ターン目でHOT領域に達しようとしています。前記事で20分のQSOでHOT領域に入ったというのもこれで実証されたかと思います。
筐体上部の温度は45℃、排気スリット近辺は51℃でした。中はもっと熱いでしょうけど。


2.ダイカスト&排気スリットに風を当てる

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見た目がスマートじゃないですが効果は期待できそうです。

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例によってスタート時の温度。

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11ターン時の送信直後の温度。

20200629-20.png
12ターン時の送信直前の温度。

実は5ターン目ぐらいから温度が全く変わりません。「こうかはばつぐんだ!」ですね。
IC-705で長時間のコンテストを行うような状況ではこれしかないでしょう。

むしろ温度が下がるシーンもあったため続行の意味はないと判断し打ち切りです。
12ターン時の送信直前の温度は、長時間通電させておいたIC-705の温度とあまり変わりません。つまりそこまで冷却してしまっているという事ですね。


3.バッテリーを装着して排気スリットのみ風を当てる

20200629-21.JPG
移動先で小さいファンを使用して排気スリットのみに冷却風を当てるこのスマートに見える方法を使いたいところですが果たして。
小さいファンはないので代用しています。実際のテスト中には余計に風が当たらぬよう風ガードを施しました。

20200629-22.png例によってスタート前の温度。

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30ターン送信直後の温度。

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31ターン送信直前の温度。

30ターンというと1時間15分ほどです。送信90秒・受信60秒というパターンは変わらずに実行しています。
1時間越えてもHOT領域に達しないので、これも実用的な冷却法かと思いますがちょっと心許ない感じですね。もっと冷やすには前述の方法が一番でしょうけど、スマートさはあまりないですね。



まとめ?

SSBでは温度の事はあんまり気にしなくても良さそうですが、FMではそうもいきません。
温度上昇を最低限にするために送信時間をコンパクトにする、QRP運用する、クールダウンタイムを設ける、冷却風を当てるといった運用の仕方を考えると良いと思います。5wでも結構温度上昇しますよ〜。
あとはアンテナの整合をきちんとする、でしょうか。整合が良くなくてファイナルに戻ってきて熱に変わってしまいますからね。

背面に小さい排気スリットはあるものの上部と底部に側面部には排気スリットはないので排熱は厄介です。ノートPCの冷却台とか上手に使えませんでしょうか。
筐体はそれなりに熱を持ちますのでミニ三脚で設置して底面からも放熱を助けるのも手かもしれません。

あとコロンと寝転がせない方が良いでしょう。排気スリットが下になって余計に排熱できません。

あとはメーカーで改良がされるかもしれませんね。上部に排気スリットをつけるとか、バッテリーパックの形を模した冷却ファンのOPとか。


本気でガッツリ10w運用したいのなら他のリグのが楽かもしれません。が、いろいろな要素に惹かれてこのリグを選んだのでしょうから、あれこれ足掻いてでも使い倒してみましょう!
その方がきっと面白そうです。
もし簡単で良い方法があったら教えてください。

あ、LC-192等使用の場合はいくら風を当てても冷却が見込めなさそうなので程々の運用時間&出力と工夫が必要かと思いますよ。

それでは、また。



おまけ
20200629-25.JPG
ストレステスト中のダミーロード。扇風機で冷却させています。
更に余談でIC-705の冷却に用いていたFANはPCの12cmFANでオウルテックのOWL-FY1225Lというファンです。これを最大風量で使用しました。

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タグ:IC-705
posted by 紫電改(JM1QHI) at 10:00| Comment(0) | アマチュア無線関連
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