2020年07月02日

IC-705を10wで運用中に温度がMAXに


前記事からの続きです。
熱に関してやはりシビアですね。SSBならともかくFMで10wはなかなかに厳しいです。
どれだけやったら保護機能が働くのかなど見たかったのでちょっとIC-705を追い込んでみました。


・熱は無視できない
小さな筐体ですので放熱は気になるところかと思います。
結果から言いますと10wでFM運用は熱との戦いになると思います。ハンディ機の5w運用を思い浮かべていただくとイメージしやすいかと。
SSBでの運用でしたらそこまでシビアでは無かったですが、いずれにせよ慣れるまでは温度計を見ながら運用して温度の上昇具合を確認した方が良いかと思います。

実際、どのように温度が高まるかを時系列順に追って説明したいと思いますので長くなります。

ただし今回の前提条件として…
・車内気温30度以上での運用
・巾着袋のキルト生地を下敷きにしていた
・IC-705を傾かせて設置したので背面の排気スリットを塞ぎがちだった

という具合でしたので少し厳しい状況だったのかなという感じでした。


20200629-01.jpg
ちょっと見にくいですが2mSSBを10wで1時間ほど運用した10分後の温度です。アイドルよりちょっと高いかなぐらいの温度表示です。
この温度から430MHzのFMでCQ開始です。

20200629-02.png
先ほどのCQ開始から20分後(4局目)の温度です。
ちょっとSWRが高いのが気になりますが、そろそろHOT領域に入りそうです。


20200629-04.png
CQ開始から約1時間後の温度でMAXを記録しました。
送信制限は即座には入らない模様で、暫く後にファイナルの保護機能が動きました。

この頃から背面の排気スリットを意識した設置の方法や排熱の阻害にならないように空間確保に努めたりしていました。

そのあとは減力して冷ますようにして再び保護機能が働かないよう気を付けましたが隙あらば10wで運用しています。つまり常にHOT領域に入っているといっても過言ではない運用もしています。


20200629-05.png
HOT領域に入っても少し受信状態という冷却期間が1-2分あればこれぐらいには落ちますが、HOT領域に再突入は容易です。
ちょっと動画を撮ってみました。45秒送信を4倍速で再生しています。


いったん熱が満遍なく籠るとこのような感じであっという間にHOT領域に入ります。
ここまで熱が籠ってしまうと、減力してもHOT領域再突入は容易いです。

これから察するに温度が高い時に密閉された空間、LC-192や他の方法でぴっちりIC-705を格納した状態で10wでFM運用するとあっという間にHOT領域に入ってしまうと思われます。


20200629-07.JPG
ただし同じ10wFMでも50MHzですと430MHzよりは温度上昇は抑え気味でした。アンテナも整合してSWR1.5以下でしたし、元々の50MHzの消費電流が最も少ないもの原因の一つかと思います。


20200629-06.png
こちらは2mSSBですが熱が抜けきっていない状態から10分空振りCQの後に約10分QSOしている際の温度です。やはりFMほど温度は上昇していませんね。


20200629-08.JPG
再び430MHzのFMでCQです。温度計有ったのを思い出して記録しました。CQしてから20分後(4局目)でHOT領域に入りそうです。気温は32℃。
この時も減力したりして調整を行っていましたが、熱がすでに籠ってると1wにしても緩やかではありますが温度上昇します。


20200629-09.png
10w運用を続ける内に遂に送信出力制限が掛かっている証である左上の「TX」が灰色になっています。

強制減力措置が取られている際や、温度がMAXに近い状態でも送信された音声にノイズ混入などといった変化は現れていない模様です。

今回は挙動を見るために酷な使い方をしていますが、こうしたHOT領域での連続運用は好ましくないと思いますので注意した方が良いですね。


またもや長くなりましたので、熱対策とストレステストはまた別の記事にします。



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タグ:IC-705
posted by 紫電改(JM1QHI) at 19:05| Comment(0) | アマチュア無線関連
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